コラム COLUMN
シャンプー後の抜け毛、気になっていませんか?
「最近、お風呂の排水溝にたまる髪が増えた気がする…」
「ドライヤーのあと、床に落ちている髪がいつもより多い」
「秋になってから、なんとなく髪のボリュームも減ったような…」
9月〜10月頃になると、このような“抜け毛”の変化が気になる方もいるのではないでしょうか。
髪はもともと、ヘアサイクルによって毎日自然に抜けて生え変わっています。一般的に1日50〜100本程度の抜け毛は正常な範囲といわれていますが、季節の変わり目にはいつもより抜け毛を多く感じることもあります。
特に秋は、夏に受けた紫外線や汗・皮脂、冷房による乾燥、生活リズムの乱れなど、さまざまな影響が髪や頭皮に残りやすい時期。
だからこそ大切なのは、
「秋だから抜けるのは仕方ない」と放っておくのではなく、夏を頑張った頭皮をきちんといたわってあげること。
今回は美容師の視点から、秋に抜け毛が気になりやすい理由と、夏のダメージを持ち越さないための頭皮ケアについて詳しくご紹介します。
そもそも髪はどうして抜ける?知っておきたい「ヘアサイクル」
髪の毛には、
成長期 → 退行期 → 休止期 → 脱毛
という「ヘアサイクル」があります。
一定期間成長した髪はやがて成長を止め、自然に抜け落ち、そこからまた新しい髪が育っていきます。
つまり、髪が抜けること自体は決して異常なことではありません。
ただし、季節の変化や体調、生活習慣などさまざまな要因が重なることで、抜け毛の量がいつもより多く感じられる場合があります。
大切なのは「何本抜けたか」だけに神経質になるのではなく、以前と比べて急激に増えていないか、頭皮に異常がないか、髪全体のボリュームが変化していないかを見ることです。
なぜ秋は抜け毛が気になりやすいの?
① 夏に浴びた紫外線
夏の強い紫外線を浴びるのは、顔や体だけではありません。
特に頭頂部や分け目は紫外線が直接当たりやすく、日焼けや乾燥などの影響を受けやすい部分です。
さらに髪そのものも紫外線の影響を受けるため、夏の終わりから秋にかけて、
「髪がパサパサする」
「ツヤがなくなった」
「カラーが褪色している」
と感じる方も増えてきます。
夏の終わりは、髪だけでなく頭皮のコンディションにも目を向けてあげましょう。
② 汗や皮脂による頭皮環境の変化
気温の高い夏は、汗や皮脂の分泌が増えやすい季節です。
汗をかいたまま長時間過ごしたり、スタイリング剤や皮脂などが十分に洗い流せていなかったりすると、ベタつきやニオイなどの頭皮トラブルにつながることがあります。
一方で、「皮脂をしっかり落とさなきゃ!」
と洗浄力の強いシャンプーで何度も洗ったり、ゴシゴシこすったりするのも逆効果。
必要なうるおいまで奪い、頭皮の乾燥につながる可能性があります。
“しっかり落とす”より、“適切に洗う”ことが大切です。
③ 冷房による乾燥
夏は外では高温多湿、室内では一日中冷房という生活になりがちです。
顔の肌が冷房で乾燥するように、頭皮も乾燥を感じることがあります。
「夏だから頭皮はベタついているはず」と思っていても、実際には皮脂が気になる一方で乾燥もしているケースがあります。
洗った直後なのに頭皮がつっぱる、細かいフケが出る、かゆみを感じるという方は、乾燥していないかチェックしてみましょう。
④ 夏の疲れや生活リズムの乱れ
暑さで食欲が落ちたり、睡眠不足になったり、旅行や夏休みで生活リズムが乱れたり。
夏は意外と身体にも負担がかかっています。
髪は、タンパク質をはじめとするさまざまな栄養素からつくられています。
頭皮ケアだけに頼るのではなく、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動など、身体全体のコンディションを整えることも健やかな髪を保つためには大切です。
今日から始めたい「秋のリセット頭皮ケア」
① シャンプー前の「予洗い」を丁寧に
シャンプーをつける前に、まずはぬるめのお湯で髪と頭皮をしっかりすすぎましょう。
髪を濡らすだけではなく、指を髪の間に入れながら頭皮までお湯を行き渡らせるのがポイントです。
その後、シャンプーをよく泡立て、爪を立てずに指の腹で頭皮をやさしく動かすように洗います。
ゴシゴシ強く洗う必要はありません。
② 熱すぎるお湯は避ける
熱いお湯は気持ちいいものですが、頭皮の乾燥が気になる方は温度にも注意しましょう。
目安は38℃前後のぬるめのお湯。
熱すぎるお湯は必要な皮脂まで落としすぎてしまい、頭皮の乾燥につながることがあります。
毎日のことだからこそ、シャンプー剤だけでなく「お湯の温度」も見直してみてください。
③ お風呂上がりはすぐに乾かす
「自然乾燥のほうが髪にやさしそう」と思われることがありますが、髪や頭皮を長時間濡れたままにしておくのはおすすめしません。
タオルでやさしく水分を取ったら、なるべく早めにドライヤーを。
最初に根元と頭皮付近を乾かし、そのあと中間〜毛先へ進むと効率よく乾かせます。
ドライヤーを近づけすぎず、同じ場所に熱を当て続けないこともポイントです。
④ 秋は「頭皮の保湿」も忘れずに
顔のスキンケアを秋冬仕様に変えるように、頭皮にも乾燥を感じたら保湿ケアを取り入れてみましょう。
頭皮用のローションや美容液を使い、乾燥しやすい頭皮にうるおいを補います。
特に、
・洗った直後なのに頭皮がつっぱる
・細かいフケが出る
・頭皮がカサカサする
・乾燥によるかゆみを感じる
という方は、使用しているシャンプーや頭皮ケアアイテムが今の状態に合っているか、美容師に相談してみるのもおすすめです。
⑤ 頭皮をやさしくマッサージ
お風呂上がりなどに、指の腹を使って頭皮をやさしく動かしてみましょう。
耳まわりから頭頂部へ向かって、頭皮を包み込むようにゆっくりほぐします。
ここで大切なのは、力を入れすぎないこと。
「効かせよう」とゴリゴリ強く押すのではなく、気持ちいいと感じる程度の力で十分です。
毎日のリラックスタイムとして取り入れてみてください。
自宅ではできないケアは、プロの手を借りるのもおすすめ
毎日のホームケアに加えて、
「最近、頭皮がベタつく」
「自分の頭皮が乾燥しているのかわからない」
「普段のシャンプーだけではスッキリしない」
という方は、美容室で頭皮の状態を見てもらうのもひとつの方法です。
apishでは、お客様一人ひとりの髪や頭皮の状態を確認しながら、ヘッドスパなどのサロンケアもご提案しています。
普段自分では確認しにくい頭皮の状態をプロの目でチェックし、適切なケアを知ることは、これからの髪を大切にする第一歩。
ヘッドスパは頭皮や髪をケアするだけでなく、日々頑張っている自分へのリラックスタイムとしてもおすすめです。
夏の終わりから秋は、一度髪と頭皮をリセットする絶好のタイミングです。
「秋だから大丈夫」と決めつけないことも大切
秋に抜け毛が気になることはありますが、すべての抜け毛が季節によるものとは限りません。
・以前と比べて抜け毛が急激に増えた
・一部分だけ髪が抜けている
・頭皮に強い赤み、痛み、かゆみがある
・抜け毛が長期間続いている
・髪全体の密度が明らかに変わってきた
このような場合は「季節のせい」と自己判断せず、皮膚科などの医療機関へ相談することをおすすめします。
美容室でできるのは、健やかな髪を保つための頭皮環境づくりをサポートすること。
医療が必要な症状と、美容室でできるケアをきちんと分けて考えることも大切です。
夏のダメージを持ち越さず、秋も健やかな髪へ
夏の紫外線、汗や皮脂、冷房による乾燥、生活リズムの乱れ。
暑い夏を過ごした髪と頭皮は、知らないうちにさまざまな影響を受けています。
だからこそ秋は、毛先のトリートメントだけではなく、“髪が育つ土台である頭皮”にも目を向けてあげたい季節です。
シャンプーの方法を見直す。
お湯の温度を少し下げる。
きちんと乾かす。
乾燥していたら保湿する。
そして、ときには美容室でプロに頭皮を見てもらう。
毎日のちょっとした積み重ねが、これからの健やかな髪につながっていきます。
「最近、抜け毛が気になる」
「トップのボリュームが減った気がする」
「自分に合った頭皮ケアがわからない」
そんな小さなお悩みも、ぜひapishのスタイリストにご相談ください。
夏を頑張った髪と頭皮をいたわって、秋もツヤのある美しい髪を楽しみましょう。
