コラム COLUMN

2026/07/25 ヘアケア
【美容師が教える!】今日からできる正しい頭皮ケア|シャンプー・ドライヤー・ホームケア完全ガイド

【全3回シリーズ 第2回】

apishの公式HPへようこそ!

前回の第1回では、「フケ・かゆみ・赤み」などの頭皮トラブルが起こる原因についてご紹介しました。

頭皮の荒れは、紫外線や乾燥、汗、皮脂、シャンプーの方法、生活習慣など、さまざまな要因が重なることで起こります。

では、そのような頭皮トラブルを防ぐためには、毎日のヘアケアでどのようなことを意識すればよいのでしょうか?

実は、高価なヘアケア用品を使うことよりも、毎日のシャンプーや乾かし方など、基本的なケアを正しく行うことがとても大切です。

今回は、美容師がおすすめする今日から始められる正しい頭皮ケアをご紹介します。

頭皮ケアは「特別なこと」より毎日の積み重ねが大切

頭皮ケアというと、

「ヘッドスパを受ける」

「高級なスカルプシャンプーを使う」

というイメージを持つ方も多いかもしれません。

もちろん、それらも頭皮環境を整える方法の一つです。

しかし、実際には毎日のホームケアの積み重ねが、健やかな頭皮を保つためにとても重要です。

例えば、

  • シャンプーの選び方
  • 洗い方
  • お湯の温度
  • ドライヤーの使い方

これらを少し見直すだけでも、頭皮への負担を減らし、美しい髪が育ちやすい環境づくりにつながります。

「毎日行うこと」だからこそ、一つひとつを丁寧に行うことが大切です。

まず見直したいのは「シャンプー選び」

頭皮ケアで最も大切なのが、自分の頭皮状態に合ったシャンプーを選ぶことです。

「人気だから」

「香りが好きだから」

という理由だけで選んでしまうと、頭皮に合わず、乾燥やベタつき、かゆみなどの原因になることもあります。

シャンプーは髪だけでなく、頭皮を洗うためのもの。

そのため、自分の頭皮環境に合わせて選ぶことが大切です。

乾燥しやすい頭皮の方

乾燥によるかゆみや細かいフケが気になる方は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

必要な皮脂を残しながら優しく洗えるため、乾燥しやすい方でも使いやすいでしょう。

ベタつきやすい頭皮の方

汗や皮脂が多く、ベタつきが気になる方は、頭皮をすっきり洗えるタイプのシャンプーがおすすめです。

ただし、「皮脂を落としたいから」と洗浄力が強すぎるものを使い続けると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえって皮脂分泌が増えてしまうこともあります。

洗浄力が強ければ良いというわけではなく、自分の頭皮状態に合ったものを選ぶことが大切です。

⭐︎頭皮用化粧水スキャルプトナーのご購入はコチラ

シャンプー選びで迷ったら美容師へ相談を

最近では、ドラッグストアにもたくさんのシャンプーが並んでいます。

種類が多いからこそ、「どれが自分に合っているのか分からない」という方も少なくありません。

頭皮の状態は、一人ひとり違います。

乾燥しやすい方もいれば、皮脂が出やすい方、カラーやパーマによるダメージが気になる方など、お悩みもさまざまです。

そのため、迷った時は担当の美容師へ相談するのがおすすめです。

apishでは、お客様の頭皮環境や髪質、ライフスタイルに合わせて、シャンプー選びやホームケア方法もご提案しています。

シャンプーは毎日した方がいい?

「毎日シャンプーをすると洗いすぎになりますか?」

というご質問をいただくことがあります。

基本的には、1日1回を目安に洗うことをおすすめしています。

ただし、大切なのは回数ではなく洗い方です。

汗や皮脂、スタイリング剤をそのままにしてしまうと、頭皮環境が乱れやすくなります。

一方で、ゴシゴシ洗ったり、洗浄力の強いシャンプーを何度も使ったりすると、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

「毎日やさしく、正しく洗うこと。」

それが、健やかな頭皮環境への第一歩です。

正しいシャンプー方法で頭皮環境は変わる

どんなに自分に合ったシャンプーを選んでも、洗い方が間違っていると頭皮への負担が大きくなってしまいます。

毎日何気なく行っているシャンプーですが、少し意識を変えるだけで頭皮環境は大きく変わります。

今日から実践できるポイントをご紹介します。

シャンプーをつける前に、38℃前後のぬるま湯で1〜2分ほど予洗いをしましょう。

実は、髪や頭皮の汚れの多くは、この予洗いだけでも落とすことができると言われています。

予洗いをしっかり行うことで、

  • 汗や皮脂、ホコリを洗い流せる
  • シャンプーの泡立ちが良くなる
  • 必要以上にシャンプーを使わずに済む

などのメリットがあります。

熱すぎるお湯は頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、38℃前後のぬるま湯を目安にしましょう。

シャンプーを原液のまま頭皮につけるのはおすすめできません。

手のひらで軽く泡立ててから髪全体になじませることで、頭皮への刺激を抑えながら、汚れをやさしく落とすことができます。

泡立ちが悪い場合は、シャンプーを足すのではなく、予洗いが足りていないこともあるため、一度お湯で流し直してみるのもおすすめです。

頭皮がかゆいと、つい爪を立ててゴシゴシ洗いたくなってしまいます。

しかし、爪でこすると頭皮を傷つけ、炎症やかゆみを悪化させる原因になることがあります。

洗う時は、指の腹を使って頭皮をやさしく動かすように洗いましょう。

マッサージをするようなイメージで、頭皮全体をまんべんなく洗うのがポイントです。

頭皮トラブルの原因として意外と多いのが、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しです。

特に、

  • 生え際
  • 耳の後ろ
  • 襟足
  • 後頭部

はすすぎ残しが起こりやすい場所です。

泡が見えなくなったら終わりではなく、「洗う時間と同じくらい丁寧にすすぐ」ことを意識しましょう。

すすぎをしっかり行うことで、かゆみやベタつきの予防にもつながります。

「保湿」と聞くと顔や身体をイメージする方が多いですが、実は頭皮も保湿が大切です。

特に、

  • 乾燥によるフケ
  • つっぱり感
  • かゆみ

が気になる方は、シャンプー後の清潔な頭皮に、頭皮用ローションやスキャルプローションを取り入れてみましょう。

頭皮全体になじませたら、指の腹で軽く押さえるように浸透させるのがおすすめです。

ただし、赤みやヒリつきが強い場合は刺激になることもあるため、使用を中止し、皮膚科へ相談しましょう。

頭皮マッサージはやった方がいい?

頭皮マッサージは、頭皮をやわらかく保ち、リラックス効果も期待できるセルフケアの一つです。

シャンプー中やローションをつけた後に、指の腹でやさしく円を描くようにマッサージすると、心地よくケアできます。

ただし、力を入れすぎたり、爪を立てたりするのは逆効果です。

「気持ちいい」と感じる程度のやさしい力加減を意識しましょう。

⭐︎正しいシャンプーのコラムはコチラから

ドライヤーの使い方で頭皮環境は変わる

シャンプーが終わったら、できるだけ早く髪と頭皮を乾かしましょう。

濡れたまま放置すると、頭皮が蒸れやすくなり、ニオイや不快感につながるだけでなく、髪同士の摩擦によるダメージも起こりやすくなります。

また、濡れた髪はキューティクルが開いているため、乾かさずに寝てしまうと切れ毛や枝毛の原因にもなります。

「自然乾燥の方が髪に優しい」と思われることがありますが、実際にはできるだけ早く適切に乾かすことが、頭皮にも髪にもおすすめです。

根元から乾かすのがポイント

ドライヤーは毛先ではなく、まず頭皮と根元から乾かしましょう。

根元が乾くことで、毛先も自然と乾きやすくなります。

ドライヤーは頭皮から15〜20cmほど離し、一か所に熱風を当て続けないように風を動かしながら乾かすことがポイントです。

耳の後ろや襟足、後頭部は乾かし残しが多い部分なので、最後に手で触れて確認すると安心です。

「早く乾かしたい」はNG!

「少しでも早く乾かしたいから」と、熱風を頭皮へ近づけて当て続けるのはおすすめできません。

高温の熱は頭皮のうるおいを奪い、

  • 乾燥
  • かゆみ
  • 赤み

などの原因になることがあります。

また、髪のタンパク質は熱によって変性しやすいため、パサつきやツヤの低下、ダメージの原因にもつながります。

早く乾かすことよりも、「適切な温度で乾かすこと」が大切です。

⭐︎ドライヤーの正しい使い方についてのコラムはコチラ

最近注目されている「センシング機能付きドライヤー」

最近では、ReFa(リファ)のドライヤーをはじめ、頭皮や髪への熱ダメージに配慮したモデルも増えています。

例えば、ReFaに搭載されているセンシング(プロセンシング)機能は、内蔵されたセンサーが髪や頭皮の温度を自動で感知し、温風と冷風を切り替えながら温度をコントロールする機能です

頭皮は約50℃以下、毛先は約60℃以下を目安に保つことで、

  • 頭皮を熱ダメージから守る
  • オーバードライ(乾かしすぎ)を防ぐ
  • 髪のタンパク質変性を抑える
  • うるおいを保ちながら乾かせる

といったメリットがあります。

もちろん、高機能なドライヤーだけが正解というわけではありません。

どのドライヤーでも、熱を当て続けないこと・適切な距離を保つことを意識するだけで、頭皮への負担は大きく変わります。

頭皮ケアで避けたいNG習慣

毎日の何気ない習慣が、頭皮トラブルにつながっていることもあります。

次のような習慣がある方は、一度見直してみましょう。

  • 爪を立ててゴシゴシ洗う
  • 熱いお湯(40℃以上)で洗う
  • シャンプーやトリートメントのすすぎが不十分
  • 髪を濡れたまま放置する
  • ドライヤーを近づけすぎる
  • 頭皮を強くこする
  • 自分の頭皮に合わないシャンプーを使い続ける

頭皮ケアは、「たくさんやること」ではなく、頭皮への負担を減らすことが何より大切です。

今日から始めたい頭皮ケア習慣

健やかな頭皮を保つために、まずは次のポイントを意識してみましょう。

✔ 自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶ

✔ シャンプー前に38℃前後のお湯でしっかり予洗いをする

✔ 爪を立てず、指の腹でやさしく洗う

✔ シャンプーやトリートメントは丁寧にすすぐ

✔ 頭皮用ローションで保湿する

✔ お風呂上がりはできるだけ早く乾かす

✔ ドライヤーは頭皮から15〜20cm離し、風を動かしながら乾かす

毎日の積み重ねが、健やかな頭皮環境をつくる第一歩になります。

まとめ

頭皮ケアは、特別なことをするよりも、毎日の積み重ねが大切です。

シャンプーの選び方や洗い方、すすぎ、乾かし方を少し見直すだけでも、頭皮への負担を減らし、美しい髪が育ちやすい環境づくりにつながります。

「最近、頭皮の調子が気になる」

「自分に合うシャンプーが分からない」

「乾燥やベタつきが改善しない」

そんな方は、一人で悩まず、美容師へ相談してみるのもおすすめです。

頭皮環境は一人ひとり異なるため、ご自身に合ったケアを知ることが、美しい髪への近道になります。

次回予告|第3回

ここまで、頭皮トラブルの原因と毎日のホームケアについてご紹介してきました。

最終回となる第3回では、

「サロンだからできる頭皮ケア」をテーマに、

  • ヘッドスパはどんな人におすすめ?
  • マイクロバブルで頭皮はどう変わる?
  • サロンケアとホームケアの違い
  • 美容室へ相談するタイミング
  • 皮膚科を受診した方が良い症状

など、美容室ならではの頭皮ケアについて詳しく解説します。

頭皮環境を整え、これから先も美しい髪を育てるために、ぜひ第3回もご覧ください。