コラム COLUMN
最近、シャンプーの後やブラッシングをしたときに、
「髪がたくさん抜けている気がする……」
「床に落ちている髪が増えた」
「なんとなく毛先が薄くなった気がする」
と、不安を感じていませんか?
特に秋は抜け毛が気になりやすい季節。
でも、床や洗面台に落ちているその髪、実は毛根から抜けた「抜け毛」ではなく、髪の途中からプツッと切れてしまった「切れ毛」が混ざっているかもしれません。
切れ毛は、髪にダメージが蓄積しているサインのひとつ。
今回は、意外と間違えやすい「抜け毛」と「切れ毛」の違いから、切れ毛が起こる原因、今日からできるヘアケア対策まで詳しく解説します。
抜け毛と切れ毛、何が違う?
大きな違いは、
「毛根から抜けたのか」
「髪の途中で切れたのか」
ということです。
抜け毛は、ヘアサイクルなどによって毛根から抜け落ちた髪。
一方の切れ毛は、カラーや熱、乾燥、摩擦などによって髪が弱くなり、途中から切れてしまった状態です。
抜け毛と切れ毛の簡単な見分け方
落ちている髪を見つけたら、まずは髪の長さと両端をチェックしてみましょう。

普段の髪と同じくらいの長さがあり、根元側に小さなふくらみが見られる場合は、自然に抜けた髪の可能性があります。
一方、
「普段の髪より明らかに短い」
「途中でプツッと切れている」
「毛先が枝毛のように裂けている」
「短い毛がたくさん混ざっている」
という場合は、切れ毛の可能性があります。
また、
髪を結ぶと短い毛がピョンピョン出る
毛先が以前よりスカスカしてきた
ブラッシングすると短い髪がたくさん落ちる
という場合も要チェック。
ただし、短い髪=すべて切れ毛とは限りません。
新しく生えてきた髪の場合もあるため、短い毛だけで判断するのではなく、髪全体の状態を見ることが大切です。
なぜ起こる?切れ毛を引き起こす4つの原因
髪は一度大きなダメージを受けると、肌のように自ら元の状態へ修復することはできません。
毎日の小さな負担が積み重なることで、徐々に髪の強度が低下し、切れ毛につながることがあります。
1.カラーやパーマによるケミカルダメージ
カラーやパーマ、ブリーチなどの施術では、髪の内部に薬剤を作用させます。
繰り返し施術することで髪の内部成分や水分が失われやすくなり、ダメージが蓄積すると髪の強度が低下します。
特にブリーチを繰り返している髪や、カラーとパーマなど複数の施術を重ねている髪はデリケート。
髪の状態に合わせて、施術の頻度や薬剤、ホームケアを調整することが重要です。
2.アイロンやコテなど「熱」によるダメージ
毎日のスタイリングに欠かせないヘアアイロンやコテも、使い方によっては髪への負担になります。
特に高温で何度も同じ部分を挟んだり、長時間熱を加えたりすると、髪のタンパク質が変性し、硬くもろい状態になることがあります。
そして意外と注意したいのが、濡れた髪へのアイロン使用。
髪はしっかり乾かしてからアイロンやコテを使用しましょう。
3.摩擦による物理的ダメージ
お風呂上がりの濡れた髪は、とてもデリケートな状態です。
ゴシゴシとタオルで擦る、絡まった髪を無理にブラッシングする、髪が濡れたまま寝る……。
こうした毎日の何気ない習慣も、髪への摩擦を増やす原因になります。
特に濡れたまま眠ると、寝返りをするたびに髪と枕が擦れるため注意が必要です。
4.紫外線や乾燥によるダメージ
肌と同じように、髪も紫外線の影響を受けます。
特に夏を過ごした秋の髪は、強い紫外線に加えて、汗やエアコンによる乾燥などの影響が重なっていることも。
髪の水分が失われると、パサつくだけでなく柔軟性も低下します。
その結果、ブラッシングやスタイリングなどのちょっとした力でも、髪が切れやすくなってしまうことがあります。
「秋になって急に切れ毛が増えた気がする」という場合、夏に受けたダメージが蓄積している可能性も考えられます。

「最近、髪が減った気がする」=抜け毛とは限らない?
ここも意外と見落としやすいポイントです。
「最近、髪の量が減った気がする」
「毛先が薄くなった」
「以前より髪に厚みがなくなった」
という変化があると、「抜け毛が増えたのかな?」と思ってしまいますよね。
ところが、髪が途中から繰り返し切れることで毛先の厚みがなくなり、全体の毛量が減ったように見えることもあります。
特にロングヘアや、カラー・ブリーチ・アイロンなどを繰り返している方は、根元だけではなく中間〜毛先の状態も確認してみましょう。
今日から実践!切れ毛を防ぐ5つのヘアケア対策
切れ毛対策で大切なのは、特別なことを一度するより、毎日の髪への負担を少しずつ減らすこと。
今日からできる5つのポイントをご紹介します。
1.濡れた髪を放置せず、なるべく早く乾かす
お風呂から上がったら、濡れた髪を長時間そのままにせず乾かしましょう。
タオルドライするときも、ゴシゴシ擦るのではなく、タオルで髪をやさしく挟みながら水分を吸い取るイメージで。
ドライヤーはまず根元から乾かし、中間、毛先の順番で乾かすと効率的です。
2.ブラッシングは「毛先→中間→根元」
絡まった髪を根元から一気にとかすのはNG。
無理に引っ張ることで、弱っている部分から髪が切れてしまうことがあります。
まず毛先の絡まりをやさしくほどき、次に中間、最後に根元へ。
「下から少しずつ」を意識するだけでも髪への負担を減らせます。
3.アイロンやコテの温度・使い方を見直す
「高温にすれば早くスタイリングできる」と思っていませんか?
髪質やダメージ状態にもよりますが、必要以上の高温は避け、140〜160℃程度をひとつの目安に。
同じ部分に何度もアイロンを通さず、できるだけ少ない回数で仕上げることも大切です。
ダメージが強い髪の場合は、さらに低めの温度が適していることもあるため、担当美容師に相談してみましょう。
4.アウトバストリートメントで熱・摩擦から守る
ドライヤー前には、ヘアミルクやヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントを取り入れるのがおすすめです。
乾燥が気になる髪なら、
ヘアミルクでうるおいを補う
↓
必要に応じてヘアオイルで表面を整える
という使い方も◎。
ただし、髪質によって適量や適したアイテムは異なります。
「何を使っても重くなる」「オイルをつけてもパサつく」という方は、今の髪に合っていない可能性もあります。
5.サロンでダメージ状態をチェックする
すでに切れてしまった髪や枝毛を、完全に元の髪へ戻すことはできません。
だからこそ、これ以上ダメージを進行させないことが重要です。
サロンでは髪の状態を確認しながら、必要に応じて傷んだ毛先をカットしたり、トリートメントで手触りやまとまりを整えたり、今後のカラーやパーマの施術方法を調整したりすることができます。
「伸ばしているから絶対に切りたくない」という方も、まずは担当スタイリストに相談してみてください。

切れ毛は髪からの「ダメージSOS」かも
床に髪がたくさん落ちていると、どうしても「抜け毛が増えた!」と心配になってしまいます。
でも大切なのは、「抜けているのか」「途中で切れているのか」を一度確認してみること。
切れ毛だった場合は、毎日のドライヤーやアイロン、ブラッシング、カラーなど、普段何気なく行っている習慣を見直すことで、これ以上のダメージを防げる可能性があります。
そして、髪の状態は一人ひとり違います。
「最近、短い毛が増えた」
「毛先がスカスカする」
「髪が切れやすくなった」
「何を使ってもパサつきが改善しない」
そんなお悩みがある方は、ぜひapishのスタイリストにご相談ください。
今の髪の状態を見極めながら、カットやトリートメントはもちろん、カラー・パーマの施術方法からご自宅でのケアまで、これから先もきれいな髪を楽しむための方法をご提案します。
毎日の小さなケアを積み重ねて、毛先までしなやかで、指通りのいい美しい髪を育てていきましょう✨

